ブリティッシュショートの歴史について
がっしり力強いブリティッシュショートは、イギリスに入ってから1世紀近くまでは、ほとんど変わらない外見のまま繁殖していたのが大きな特徴です。
19世紀の中頃は、ネズミ捕りで優秀な個体を繁殖させていたことで改良が始まりました。
当時は、ペルシャ猫とか長毛の猫との異色交配も行われていました。
長毛タイプの猫も多数見かけていて、第一次大戦前は長毛タイプの方が人気でした。
短毛タイプの猫は、ブリティッシュショートヘアの品種改良になり、長毛タイプの猫はペルシャ猫の改良と分けて交配されていたのが大きな特徴です。
原産国であるイギリスの猫血統登録団体はペルシャ猫との交雑に反対ということです。
ブリティッシュショートは、戦後になると人気が上がりました。
1979年はキャットショー参加資格を得ることもできます。
ショートヘアと名付けられましたが時々生まれているロングヘアは品種の確立に時間もかかったというエピソードもあります。
長毛タイプの猫はブリティッシュロングヘアーとかブリタニカとも呼ばれました。
このようにブリティッシュショートヘアの歴史も多岐にわたります。
ブリティッシュショートのポイント
ブリティッシュショートヘアは胸が厚くて脚ががっしりしているのが特徴です。
中ぐらいの長さのしっぽがポイントの中型から大型のセミコビーです。
頭が丸くて頬も目も全部が丸いです。
鼻が短いのがポイントです。
体重は4から7kg程度が平均的になっていて、完全な成猫は3年かかると言われています。
猫の性格ですが、子猫から若猫は甘えん坊です。
ただ、基本的は自立心が高く抱っこされたり撫でられるのが苦手です。
猫らしくプライドの高さもありますし賢いです。
人の膝に乗るよりもソファに寝るのが好きで留守番も1頭でも落ち着いているのがポイントです。
ブリティッシュショートヘアはネズミ捕りハンターの気質があります。
そうしたおもちゃではよく遊ぶと言えるのではないでしょうか。
ブリティッシュショートのここに気をつけよう
非常に太りやすい体質の猫で中年齢以降は運動は大事です。
短毛のダブルコートで被毛の手入れはそれほど難しくないです。
気難しいところとわがままな性格で、グルーミングとシャンプーは子猫からなれておくのがポイントです。
お客さんとか猫が知らない人にはなつかないですし、無理に触ろうとすると怒ることもあります。
この猫は飼い主になつくことはありますが、知らない人にはなつかないので無理になつかせないように注意です。
ブリティッシュショートは毛色がブリティッシュブルーと呼ばれている色です。
異種交配の過程でいろいろな毛色が取り込まれているのであらゆる色が発現するのが大きな特徴です。
病気ですが、遺伝性疾患は少ないです。
ただ、中高齢は肥大型心筋症が起こりやすいので注意です。
猫の調子が悪かったら、動物病院に診てもらうのが良いでしょう。